慶應義塾大学 化学工学研究室 Chemical Engineering Laboratory

ファインバブルって?

ファインバブルとは国際標準化機構(ISO)で正式に決められたとても小さな泡の名称です。ファインバブルにも2種類あって、直径が1ミクロン以上100ミクロン未満の泡「マイクロバブル」と、直径1ミクロン未満の泡「ウルトラファインバブル」に分類されています。マイクロバブルにもウルトラファインバブルにもそれぞれ違った特徴や性質があるので、用途に応じて世界中で活用が進んでいます。

What's New

 
国内学会発表の予定または報告

大阪公立大学で開催された化学工学会第89年会
寺坂教授が「凍結するウルトラファインバブル水中の微細気泡の挙動」、「酸素混合スチームの連続急速凝縮によるウルトラファインバブル水製造」と題して口頭発表しました。
また下記の学生がポスターセッションで発表しました。
小俣 絵里佳君(M1)が「超純水中の空気ウルトラファインバブルの膜トラップ特性」
平瀬 仁美君(M1)が「高速加振された貧溶媒中での空気ウルトラファインバブル生成」
岡屋 光紀君(B4)が「液液スラグ流を用いたゼラチンゲルビーズの合成」
後藤 優斗君(B4)が「微細孔ノズルの円運動によるマイクロバブルの生成と気泡径の制御」」
橋本 康平君(B4)が「固液分散系への応用を目指した振動流バッフル反応器の所要動力の数値解析」
安田 直喜君(B4)が「空気を含む水蒸気の急速加圧凝縮によるウルトラファインバブル水生成」
山城 孝太君(B4)(&高木彩也香君)が「ウルトラファインバブル水に浸漬されたガラス板付着微粒子の超音波除去

講演会・セミナーの予定または報告
 
TUHH CRC プロジェクト“SMART Reactors” 月例会議

TUHHで開催されたCRCプロジェクト “SMART Reactors” で寺坂教授が"Intoroduction to Fine Bubble Technology "として招待講演しました。

高木彩也香ハンブルク工科大学混相流研究科修了発表会

TUHHに共同研究留学中の高木彩也香君が1年間の研究成果発表を行いました。

 
19th ISO/TC 281 Meeting in Hawaii, USA

ハワイ大学マノア校The East-Wast Center Imin International Conference Centerで開催された第19回国際標準規格ファインバブル専門家会議(ISO/TC281)のWG3委員会で寺坂教授がISO規格提案を行いました。

 
国際学会発表の予定または報告
第19回ファインバブル国際シンポジウム

ハワイ大学マノア校The East-Wast Center Imin International Conference Centerで開催されたThe 19th International Symposium on Fine Bubble Technologyで寺坂教授が「Useful Handling Technology of Fine Bubbles for Industrial Use」と題して講演しました。

 
講演会・セミナーの予定または報告

東京ビッグサイト西ホールで開催された2023洗浄総合展において、寺坂教授が「ファインバブルの産業普及と分離技術への応用」と題して基調講演しました。

 
国際学会発表の予定または報告

沖縄市町村自治会館で開催されたThe 12th International Conference on Separation Science and Technology
小俣 絵里佳君(M1)が「Membrane Separation of Air Ultra-fine Bubbles in Ultrapure Water」
平瀬 仁美君(M1)が「Separation of dissolved air in ethanol as ultra-fine bubbles by poor-solvating with high-speed shaking」のタイトルでポスター発表しました。

 
受賞

ファインバブル産業会が2023年度に募集した第1回ファインバブル産業会学術表彰で本研究室から下記4名の学生が学生奨励賞を受賞しました。
石丸 真帆君(M2)「蒸発および凍結によるウルトラファインバブル水の濃縮技術の開発」
田口 虹太君(M2)「スチーム混合ガスの急速凝縮によるウルトラファインバブル水の連続生成」
中嶋 玖瑠美君(M1)「パイプラインを通過する水中ウルトラファインバブルの損失」
藤田 えりか君(M2)「ウルトラファインバブルを用いた流路壁付着汚れ洗浄の光学的評価」

Autumn Mini-lecture (Dr. Daniel Ohde, TUHH/ITB)

Daniel Ohde博士がドイツ・ハンブルク大学(Institute of Technical Biocatalysis)から来日され、 “Reaction Sequences for Future Bioprocesses”と題して矢上キャンパスでミニレクチャーされました。

 
国内学会発表の予定または報告

北海道大学で開催された混相流シンポジウム2023
池田 信章君(D3)がセッション3(食品・医薬品に関する混相流)で「非ニュートン性食品流体のインライン式物性特性値計測手法の構築」と題して口頭発表しました。
また下記の学生がポスターセッションで発表しました。
木本 歩里君(M2)が「非ニュートン性食品流体のインライン式レオロジー測定の開発」
田口 虹太君(M2)とBenjamin Rahimianくん(協定研究生)が「金属製スチーム混合ガス急速凝縮器によるウルトラファインバブル水製造」
峰尾 裕稀君(M2)が「屈曲型スタティックミキサーによる油滴微細化に及ぼす流体粘度の影響」
平瀬 仁美君(M1)が「高速加振された貧溶媒中での空気ウルトラファインバブル生成」
平田 有理冴君(M1)が「T 字型合流による液液スラグ流形成時の流動及び混合度の解析」
中嶋 玖瑠美君(M1)が「パイプライン輸送水中ウルトラファインバブルの耐久性」を発表し、日本混相流学会から「ベストプレゼンテーションアワード」を受賞しました。

 
国内学会発表の予定または報告

化学工学会山形大会2023(3支部合同大会)で
岩本 昂大君(M2)が「ニューラルネットワーク技術を用いた円形マイクロチャネル内の液液二相流の流動パターンの予測」と題して口頭発表し、学生奨励賞を受賞しました。
八木 勇樹君(M1)が「高粘性流体混合のための低レイノルズ数領域における振動流バッフル反応器の運転条件最適化」と題して口頭発表し、学生特別賞を受賞しました。

Benjamin's Final Presentation

Benjamin Rahimian君(Hamburg University of Technology, Institute of Multiphase Flows)が4か月間の研究成果を発表しました。

化学工学サマーワークショップ~ダルハウジー大学と慶應との連携可能性を探る~

慶應大学に海外副指導教授として来日中のドナルドソン教授(カナダ・ダルハウジー大学)をお招きして下記のようにWorkshopを開催しました。
日時:7月18日(火)13:50-16:20
場所:セミナールーム1(創想館2F)
参加申込:不要(無料)
プログラム
13:50 開会 挨拶
14:00 ドナルドソン教授(ダルハウジー大学)研究紹介講演
14:40 安藤景太准教授(機械科)研究紹介講演
15:10 寺坂宏一教授(応化)研究紹介講演
15:40 藤岡沙都子准教授(応化)研究紹介講演
16:10 総合討論
16:20 閉会挨拶

 
国際学会発表の予定または報告

岩手大学銀河ホールで開催されたThe 7th International Symposium on Plasma & Fine Bubbles to Agriculture and Aquacultureで中嶋玖瑠美君(M1)が「Supply of ultrafine bubble water through long pipelines to vast agricultural areas」のタイトルで口頭発表しました。

 
講演会・セミナーの予定または報告

ウインクあいちで開催された日本薬剤学会第38年会において、寺坂教授が「ファインバブルの基礎と特有の物性および産業応用」と題して講演しました。

 
講演会・セミナーの予定または報告

インテックス大阪で開催された未来モノづくり国際EXPO2023において、寺坂教授が「ファインバブルのタネから未来のモノづくり」と題して講演しました。

 
Spring Seminar

Benjamin Rahimian(Hamburg University of Technology, Institute of Multiphase Flows)がスプリングセミナーとして講演しました。

 
国際学会発表の予定または報告

神戸国際会議場で開催されたICMF2023において
寺坂教授が「Ultrafine bubble generation in condensate of steam accompanying with gas」のタイトルで口頭発表しました。
池田信章君(D3)が「 An in-situ method for determining rheological properties of non-Newtonian fluids flowing in a circular cylinder by measuring pressure drop」のタイトルで口頭発表しました。
藤岡准教授が「P13 Hydrodynamics of liquid-liquid slug flow in circular channels: The effects of fluid properties and channel geometries」のタイトルでポスター発表しました。
中嶋玖瑠美君(M1)がProf.Donaldsonと共著「P2 Ultrafine bubble loss in water passing through a long plastic tube」でポスター発表しました。

 
Spring Lecture 2023

ドイツ・ハンブルク工科大学のMichael Schlueter教授のSpring Lectureが矢上キャンパスのセミナールーム3で開催されました。