分析化学研究室

チッテリオ研究室

 

Innovation of Chemical Sensors

慶應義塾大学

理工学部

応用化学科

蛍光 / 発光機能性色素

 

蛍光、化学発光、生物発光を示す機能性有機色素はバイオ分析や分析化学のツールとして広く利用されています。鈴木・チッテリオ研究室では、特に高輝度で近赤外領域に発光波長をもつ色素の開発を中心に研究を行っています。

 

高輝度蛍光色素

明るい蛍光色素の代表例として、"Keio Fluorophores" (KFLシリーズ)があります。ボロンジピロメテン(BODIPY)誘導体であるこれらの色素は高い吸収係数と蛍光量子収率を誇り、高輝度やシャープな蛍光スペクトル、高い光耐久性など、色素として優れた特性をもちます。また、異なる置換基を導入することでさまざまな種類のKFLを合成することができ、それらの発光ピークは可視領域(550 nm)から近赤外領域(740 nm)にまで及びます。KFLの実応用例としては、細胞イメージングがあります。カルシウムイオン結合部位をもつKFL色素を細胞に導入することで、遠赤外の蛍光のターンオンによって細胞内のカルシウムイオンを可視化することに成功しました。さらに、単一波長で高輝度な蛍光を示す分子カセットも、KFLから合成することができました。

 

優れた光学特性の化学発光色素

化学発光色素の応用の拡張を狙い、発光波長の長波長化に関する研究を行っています。BODIPY色素に化学発光部位を結合させた新規の化学発光プローブを合成し、もとの化合物よりも長波長で強く発光する新規化学発光色素プローブの開発に成功しました。

 

遺伝子発現タグシステムによるin vivoイメージングプローブ

遺伝子発現タグと、それと特異的に共有結合するプローブを利用することで、蛍光色素やMRIプローブによって細胞をラベル化することに成功しました。

 

その他の例

他にも、光学的化学センサーやソルバトクロミック蛍光プローブなど、さまざまな機能性色素の開発を行っています。

 

さらなる詳細は、 出版物リストをご覧ください。

 

Back

Citterio Laboratory 2017

Last update: October 3, 2017