分科会趣意
 分散相と連続相が混在するプロセスの合理的な設計技術の確立と、内在する流動、伝熱、物質移動などの基礎現象の解明を目的とする。
 連続液相中への気泡、液滴および粒子の分散、あるいは連続気相中への液滴の分散挙動の解明は、ガス吸収器、気泡塔、バイオリアクター、マイクロリアクター、液液抽出塔、スラリー塔、スプレー塔、重合缶をはじめとする装置設計や操作に非常に重要です。さらにマイクロバブルやエマルションなどの応用にも欠かせません。このような重要課題の解決には、相界面の挙動や各相の流動・熱物質移動解析、計測技術・実験手法の提案、CFDを駆使した推算技術が互いに融合しあい更なる進展が必要です。
 本分科会では、実験的、理論的あるいはCFDを駆使してメカニズムを解明し、装置設計につなげる研究および技術指導を行います。ぜひ産官学界の研究者や技術者の皆様のご参画をお待ちしております。 お問い合わせは研究会役員にお願いいたします。

歴史
 気泡・液滴・分散工学分科会は2009年3月19日に発足しました。その前身は「気泡塔分科会」は、2002年に発足した「粒子・流体プロセス部会」内に設置された分科会ですが、さらに遡れば起源は「気泡塔・懸濁気泡塔の装置設計特別研究会」です。