3年生へ

Q&A

Q:有機ラジカルにはどのような応用が期待されていますか?

A:これまでの電子材料は、電子の電荷に着目するエレクトロニクスでした。しかしラジカルの研究では、電子のもう一つの側面である"スピン"が表に出てきます。このスピンには上向きと下向きがあるため、これまでのエレクトロニクスとは異なった概念・コンセプトが必要となります。これは、まだあまりなじみのない言葉ですが、『スピントロニクス』と呼ばれています。当研究室では、分子とスピンの関わりを明らかにするための研究を進めていますが、これは分子による論理回路などを作る場合の土台となる研究です。

Q:物理化学、量子化学などの知識は必要ですか?

A:いいえ、量子化学の知識は特に必要ではありません。誰でも知っているフントの規則さえ知っていれば大丈夫。この分野の研究では、理論よりは実験的な実証が優先されます。新しいアイディアで新しい分子を設計していくことが重要です。

Q:研究時間は決められてますか?

A:コアタイムはあります。平日8時間程度(たとえば10時〜18時)の実験活動は必要です。土曜日11時〜16時です。

Q:量子化学計算をすると聞きましたが、コンピューターの知識は必要ですか?

A:特に必要ありません。ただし研究室にはコンピューターがたくさん転がっていますので、使いたい人がいる場合には使える環境は整っています。

Q:吉岡先生の授業を履修している必要はありますか?

A:必ずしも必要ではありません。研究室に入ってから勉強すれば大丈夫です。

Q:OB・OGはどんなところに就職していますか?

A:卒業生の進路をご覧下さい。

Q:長期休暇の長さはいかほどですか?

A:
  • 夏休み:2週間。8月上旬〜中旬
  • 冬休み:2週間弱。年末年始
  • 春休み:2週間。2月中旬〜下旬

Q:研究を進めるにあたってどのような分野の勉強が必要ですか?

A:
  • 無機化学
  • 有機化学
  • 分析化学
  • 物性化学

Q:4年生で就職したいのですが、可能ですか?

A:大丈夫です。就活が山場を迎える4月はB4研修の時期ですが、つつがなく就職活動を行い、あとから挽回することができます。

Q:研究テーマはどうやって決まるのですか?

A:B4研修の後に准教授との面談があり、そこで興味や希望を伝えることができます。

Q:大学院に進学したいのですが、院試の勉強はできますか?

A:9月入試を受けることになっても、勉強時間を確保することはできます。

Q:その他にも聞きたいことがあるのですが?

A:お手数ですが、研究室までお越しください。
吉岡教授に質問がある場合には事前にyoshioka@applc.keio.ac.jpまで連絡を取った上で23-615にお越しください。
学生に聞きたい場合は23-617にふらりと現れてください。こちらは事前のアポは不要です。