慶應義塾大学理工学部応用化学科 有機物質化学研究室 

Main Content

研究室スケジュール

大まかな年間のスケジュールは以下の通りです。

 
研究
イベント
4月

新入生歓迎会

5月

BBQ(雨天随時別イベント)

6月

第1回中間報告会

中間報告打ち上げ

7月

ビアガーデン

8月

第2回中間報告会

前期納会

9月

特別研究第1中間発表会(M2)
日本油化学会
コロイドおよび界面化学討論会

合宿

10月

第3回中間報告会

中間報告打ち上げ

11月

12月

第4回中間報告会
テクノモール
非線形反応と共同現象研究会

忘年会

1月

課題研究発表レポート提出(M1)

新メンバーとの顔合わせ

2月

卒論(B4),修論発表会(M2)

追いコン

3月

日本化学会春季年会

 
 

研究室生活

1.研究テーマ決め

新4年生の研究テーマ決めは、3月末までに行われます。自分の希望研究テーマは、研究室選びの際にある程度決まっていると思いますが,2月の最初に卒業論文及び修士論文発表練習会に参加し、この場で再確認してください。その後,本人の希望を優先する形でテーマ決めを行います。4年生は研究生活の最初の年であるので,主に指導教員とのディスカッションにて決定します。修士以上は自主性に任されることが多く,自分から指導教員に提案する形で研究を進めます。もちろん4年生でも,自分からやりたい事を提案しても結構ですし,そのような意欲のある学生を歓迎します。

2.研修プログラム

新4年生が研究を開始するための研修プログラムを用意しています。

<3月>
・ 実験研修(1~4日間で実験操作の基本を学んで貰います)
・ 参考文献及び図書の紹介

<4月>
・ 全員での総説論文の輪読と個別での関連する論文の読み合わせ
・ 研究に必要な機器,装置の原理の学習,実験準備
・ 場合によっては,Mathematicaプログラミング基礎の学習(研究でシミュレーションを行なう場合,Mathematicaプログラミングの基礎を学習します。微分方程式の解を求めることから始まり,反応拡散系や結晶成長系のシミュレーションができるレベルまで到達します。)

3.中間報告会

年に4回研究室内で発表会を行います。学生は約10ページの報告書をまとめるとともに,パワーポイントを用いた発表を行い,研究の進み具合を報告し,皆で議論します。時間は発表:12分,質疑応答・ディスカッション:12分が目安です。同じ研究室でも研究分野が異なると理解しにくいことも多いのですが,学問の視野を広げるためにも勉強してもらいたいと思います。また,これらを通して発表の技法を身につけてもらいたいと思います。

4.輪講

輪講は春学期のみ研究室全体で行ない,秋学期はグループ毎に行ないます。春学期は毎週火曜5限に行ない,4年生は,界面科学の基礎に関連する教科書を分担して読んでいきます。ここ数年間は,P. C Hiemenz, Principles of Colloid and Surface Chemistry, Marcel Dekker, Inc., 1977.を読んでいます。大学院生は,欧米の出版社あるいは学協会が発行する論文の中から,自分の研究テーマに関連するものを選んで紹介します。

5.研究進捗報告

原則として毎週,その週に行った研究活動(文献調査ならびに実験結果)の報告会を行っています。数ページの資料を作成し,指導教員らとのディスカッションを行うことで,次週以降に行う内容や研究の方向付けについて相談をします。また,翌週の自らの予定と照らし合わせて,具体的にどのようなことをするのか,も報告してもらいます。

6.勉強会

Saturday Class (生命システムと同様に,非平衡条件下で時間パターン,空間パターン,時空間パターン,履歴現象,分岐現象などを自発的に発展させる化学システムについて,その基盤となるサイエンスの勉強会を,毎週土曜日に行なっています。D. K. Kondepudi & I. Prigogine, Modern Thermodynamics-From Heat Engines to Dissipative Structures-, John Wiley & Sons, New York (1998)を輪読する形式で行います。