分析化学研究室

チッテリオ研究室

 

Innovation of Chemical Sensors

慶應義塾大学

理工学部

応用化学科

刺激応答性ポリマー

 

刺激応答性ポリマーは、外部の刺激に応答して可逆的にその性質を変化させることができるため、次世代の医療用材料として注目を集めています。当研究室では、温度やpHなどに応答する刺激応答性ポリマーを新たに創製し、医療分野への応用を目指しています。

 

温度応答性ポリマー

がん部位を局所加温することによって治療するがん温熱療法を、温度応答性ポリマーと組み合わせることで、より高い治療効果を得ることができると期待されています。この際、温度応答性ポリマーには生体適合性と厳密な応答温度が要求されます。当研究室では、高い生体適合性を持ち、応答温度を体温付近に制御した温度応答性ポリマーの開発に成功しました。

 

pH応答性ポリマーミセル

がん細胞は通常細胞よりも低pH環境にあるため、pH応答性ポリマーミセルの内部に蛍光色素を内包することで、がん細胞でのみ蛍光色素が放出され、がん部位選択的蛍光イメージングが可能となります。当研究室では、応答pHを厳密に制御したpH応答性ポリマーミセルを開発し、低pH環境において蛍光強度を増大させることに成功しました。

 

pH応答性混合電荷ポリマー

細胞膜はリン脂質二重膜構造からなっているため、細胞表面はマイナスチャージを帯びています。したがって、がん細胞の低pH環境に応答してプラスチャージを帯びるポリマーは、がん細胞選択的に吸着することが期待されます。当研究室では、低pH環境に応答して混合電荷からプラスチャージに切り替わるポリマーを開発し、細胞接着能力を増大させることに成功しました。

 

その他の例

他にも、従来より高い生体適合性を持つ温度応答性ポリマーの開発や、細胞分離技術への応用を目指したハイドロゲルの開発を行なっています。

 

さらなる詳細は、 出版物リストをご覧ください。

 

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Citterio Laboratory 2022

Last update: March 08, 2022