FUJIHARA LABORATORY  

応用化学実験第1 A−3,A−4 3年春学期 火曜/木曜3・4・5限 
 応用化学実験第1で我々(木村・藤原)が担当する実験内容は,固体材料の化学と物理を研究対象とするセラミック・サイエンス研究室の研究内容を全く反映していないように見えます。ですが,化学で取り扱う物質は,固体であれ液体であれ気体であれ,その構成要素はすべて電子・原子・分子です。重要なのは,これらを直接目に見ることができないということです。したがって,物質の性質を知るには,それを目に見える形でとらえることが必要となります。A−5およびA−6では、「化学統計熱力学」や「化学平衡論」で学んだ物理化学的現象を,実際の実験を通して体験します。我々の目に見える「巨視的(macroscopic)現象」が,原子・分子の世界で起こる「微視的(microscopic)現象」といかに関連しているか,頭を働かせて想像してみて下さい。 さらに,この体験を通して,目に見えないものを対象とした思考力を養って下さい。この思考力が将来の研究活動を支える基礎となります。 
A−3 蒸気圧
失敗すると膨大な時間がかかります。失敗しないように(してもいいけど)しっかり予習しましょう。
 
諸注意(テキストを参考に)
1.漏れテスト・・・数分間で圧力計の水銀面に変化がないことを確認。
2.等圧計の取り扱い・・・割らない(高い&作りにくい)。
3.コックの開閉・・・両手で持って回す。 圧力計を見ながらゆっくりと
4.試料の入れ方・・・完全にAの部分に入れる。
5.湯浴の撹拌・・・洗い矢で、絶え間なく(温度分布をなくすため)。
6.冷却・・・かき混ぜながら、ゆっくり水を加える。
7.圧力測定・・・BとFの液面が一致するのは、ほんの一瞬のことです。
8.温度間隔・・・測定は2〜3℃間隔で行う(その間でも、沸騰が止まってB面が低下するので、K3を開けて減圧を行う操作は続ける)。
9.空気の逆流・・・Bの液面が下がりすぎると、AとFの部分に空気が逆流する。→やりなおし!!!  
A−4 分配平衡
気づかないうちに,実は3種類の化学平衡が隠れています。
 
諸注意
1.保護めがね・・・アルカリ水溶液を使用するため必着。
2.ピペッター・・・ピペットを差し込む際、できるだけ近くを持つ(折れるから)。
3.メスフラスコ・・・固体試料を溶解する場合には、固体を入れた後5〜7分目の水を加え、よく振とうして固体を溶かして、最後に水を標線まで加える。また、アルカリ水溶液の場合、スリの部分がやられ、ふたが取れなくなることがよくあるので、保存する際には薬包紙をちぎって、ふたとメスフラスコの間に挟んでおく。
4.液体試料の取り分け・・・まず、ビーカーに取り分けた後、ピペットではかりとる。
5.ビュレット・・・滴定時にはロートをはずす。ビュレットの上端に付着した溶液が、ビュレット固定時に飛び散ることがあるので注意する。
【最初にすること】
   0.1N水酸化ナトリウム水溶液の調製(固体の水酸化ナトリウムを使用)
   0.01N水酸化ナトリウム水溶液の調製(上記の0.1Nを希釈)