Research

Introduction

私たち生物化学研究室では、がん悪性化の解明を目指して研究を多角的に進めています。所属学生は一人一人が個別のテーマを持って研究しています。主な実験手法は、細胞生物化学、生化学、分子生物学、化学生物学などです。大学院生は国内外の学会に参加したり、投稿論文を執筆したりすることで、将来、バイオ・製薬・化粧品・食品などの分野で活躍できる研究者になることを目指します。 以下に、研究概要を書きました。興味がある方は見学にいらしてください。

Chemical Biology

ケミカルバイオロジーとは化学で生物学を理解・制御する学問領域です。学内外の研究者から提供していただいた化合物を使用し、当研究室では、主に生理活性物質の標的タンパク質の同定を行っています。扱った化合物が将来、医薬品になることを期待しています。

Glycosylation

タンパク質の糖鎖修飾に関しての研究です。タンパク質が翻訳された後に、単糖のマンノースが付加する研究を主に行っています。基質タンパク質の機能解析や責任酵素同定を行い、成果をあげてきました。

Vasculogenic Mimicry

日本語では「血管擬態」と訳されます。がん細胞が血管のような形態をとることで悪性化に関与していることが示唆されていますが、不明な点が多い領域です。当研究室ではゲノム編集技術をはじめ、最新の技術で血管擬態の機構解析を行っています。