配属希望の皆様へ
最先端機能材料をつくってみませんか?
環境にやさしい材料合成をしてみませんか?
研究室見学を希望されるB3の方は、事前に教員にメールをするようにしてください。
今井グループ 紹介
所属 理工学部応用化学科(学部)総合デザイン工学専攻・マテリアルデザイン科学専修(大学院)
メンバー ・今井宏明教授
・訪問教授 1名
・秘書 1名
・修士課程 10名
・学部4年 4名
題目の例
修論題目の例
(2023年度修論発表、発表者4名)
※今井グループのみ記載 
・セルロースナノファイバーと天然由来無機ナノユニットの複合材料の開発
・バイオミネラルを模倣したCO2固定化による炭酸カルシウム-有機複合体の開発
・フッ素アパタイトナノロッドの配列制御と階層構造の構築
・フェオダリア類クロシオアミダマの幾何学的・微視的構造解析と類似体作製
(2022年度修論発表、発表者5名)
※今井グループのみ記載 
・アンモライト真珠層の構造と光学特性の解析および類似体の合成
・ナノブロックの二次元配列体の作製とその機能開拓
・1 nmサイズのマンガン系酸化物超微粒子の合成と機能性材料への応用
・貝殻の交差板および葉状組織の構造および機械的特性の解析
・光触媒反応に向けた金属酸化物/金属複合量子ドットの合成
卒論題目の例
(2023年度卒論発表、発表者4名)
※今井グループのみ記載 
・サザエおよびイガカノコ貝殻の構造解析と特性評価
・マルチフェロイック機能発現に向けたCoFe2O4ナノ結晶の規則配列制御と特性評価
・リュウキュウアオイガイの貝殻の構造解析と特性評価
・アンモライト真珠層の微細構造と光学特性の解析
(2022年度卒論発表、発表者5名)
※今井グループのみ記載 
・タケのバイオシリカの微細構造及び機能性の解析
・キセルガイ閉弁器官の構造解析
・ナガイモのシュウ酸カルシウム一水和物針状結晶の構造解析
・CsPbBr3ナノキューブの配列による蛍光増強と安定化
・アオザメの歯のエナメロイドの微細構造の解析
3年生へのメッセージ
-応用化学実験第2では
秋学期の応用化学実験第2では、C-6~8で無機材料の合成と評価を体験します。材料合成においても目的物を得るためにいくつかのルートが存在します。ゾル-ゲル法、電気炉での高温の固相反応、熱分解反応、水溶液での合成を実験し、実際に光触媒活性試験やX線回折による測定と構造解析を行います。研究室に入ると、テキストはありません。実際にみなさん自身の手で、これまでに無い新しい材料、合成プロセス、機能の開拓を行ってもらいます。これまで達成されていない合成プロセスを発見したり、自身の手で作った材料が思わぬ機能性を発揮したり、予想外に精緻なかたちや構造をしていたり、論文として世の中に公表されることの楽しさを味わってほしいと思います。
-研究内容について
研究室選びにおいて有機系、無機系という分類がありますが、私たちはそういった分類にとらわれず、新しい時代へむけた新しい材料を創る研究を行っています。扱う材料に制限はなく、無機材料(金属酸化物、炭酸塩結晶、アパタイトなど)、有機高分子(結晶成長のコントロール、有機無機複合体の合成のため)、界面活性剤(無機材料構築の足場とする)、イオン液体、タンパク質などを扱っています。結晶成長、環境にやさしい水溶液プロセス、バイオミネラリゼーションを基盤技術として、分野の垣根を越えたこれまでに無い新しい材料の開発を行っています。たとえば、有機物を用いた環境にやさしい水溶液プロセスによって酸化スズナノ材料を合成し、構造制御を行うことで光電流の取り出しやリチウムイオン二次電池電極への応用に成功しています。その他にも、研究室のホームページや2~3ページ目を参考にして、何の研究をしているのかをよく見たり、研究室見学をしてみたりして下さい。
-研究室の方針
研究は教員だけでも所属の学生だけでもできない協同作業です。よくディスカッションをしながら進めます。しかし、みなさんが社会に出て社会人・研究者として活躍できるために、自分で問題を発掘し・解決し・まとめて発表していく力を徹底して身につけてもらいます。欲張りですが、研究室での世界レベルの研究成果とみなさんが社会に出てからの世界レベルの活躍を両方追及したいと思います。学会発表や論文発表も積極的に行ってもらいたいと考えています。研究室に入るにあたって必須科目は何もありません。必要になった場面で必要な勉強を一生懸命して対応できる力をつけることが、みなさんの将来にとって重要なことです。
-研究室の見学希望
今井までメールにて連絡をいただければ、スムーズに見学できると思います。
FAQ
本人の希望に沿って今井さんと相談の上決まりますので、漠然とでOKですが思いうかべておいてください。
わりとすぐひとり立ちです、つまり自分で考えてやっていく部分は多くなります。世界でそのテーマをするのは自分ひとりといっても過言ではありませんが、関連する材料のテーマの先輩とともに考えながら進んでいきます。大きなテーマを複数人で共同で作り上げるというよりは、中小のテーマをひとりでコツコツやるといった感じかもしれません。もちろん、最低限の知識や技術は1~2ヶ月で集中的に身につけます。例えば基本的な装置の使い方(電子顕微鏡・X線回折など)は原理~実用まで、毎年度初頭に先輩も含めて勉強します。
4月 ・新歓コンパ・花見
・研究テーマ決め
5月 ・中間発表(M1)
・打ち上げ
6月 ・理工学部ソフトボール大会
・中間発表(B4・M2)
7月 ・中間発表
・打ち上げ
8月 ・夏休み
・夏合宿
9月 ・専修発表(M2)
10月 ・中間発表(M2以外)
・打ち上げ
11月 ・四大学合同研究発表
12月 ・中間発表(M1以外)
・忘年会
1月 ・専修発表(M1)
2月 ・卒論・修論発表会
・打ち上げ
・春休み
3月 ・卒業式・修了式
過去数年の先輩の就職先です。卒業生は色々なところで活躍しています。
・製造業系の会社:キーエンス、AGC、SONY、三菱ケミカル、キヤノン、ニコン、KOSE、TOTO、LIXIL、昭和電工、住友電工、日立製作所、アサヒビール、富士フイルム、トヨタ、日産自動車、京セラ、大日本印刷、凸版印刷、日本製紙、日本たばこ産業 、日本テキサス・インスツルメンツ
・非製造業系会社:アクセンチュア、野村総合研究所、三井物産、JAL、JR東海、東京電力、ENEOS、JERA、アビームコンサルティング、NTTドコモ
・その他:東大、博士課程進学、関西大学助教
直接、今井さんと話しましょう。メールや電話で事前に約束をしておくとスムーズに進むかと思います。研究室(23-304)に直接来てもOKです。