Environmental Chemistry Lab, Department of Applied Chemistry, Faculty of Science and Technology, Keio University
慶應義塾大学 理工学部
応用化学科 環境化学研究室
Led by Tomoaki OKUDA, Ph.D.

研究室紹介

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沿革

 慶應義塾大学理工学部応用化学科環境化学研究室は、1973年4月に橋本芳一先生により創設されました。その当時は、1971年に環境庁が設立され、我が国の高度経済成長に伴い深刻な被害をもたらした環境汚染の公害問題に対して、その対策を国全体で取り組み始めた時期でした。こうして全国の大学に先駆けて誕生した「環境化学研究室」は、その20年後の1993年に田中茂先生に引き継がれ、さらなる発展を遂げてきました。それから25年を経て2018年に奥田准教授(2020年に教授)に引き継がれてから今日に至るまでの間、当研究室は一貫して我が国の環境研究、特に大気環境問題に関する最先端の研究において重要な役割を担ってきたと自負しています。当研究室の代々の教員は、研究活動と並行しながら中央環境審議会委員などの数多くの公的活動に携わり、我が国の環境行政においても大きな役割を果たしてきました。近隣諸国からの越境大気汚染やPM2.5問題に代表されるように環境問題がわが国のみにとどまらずグローバルな課題となる中、当研究室における研究・公的活動は、今日また将来的においても極めて重要であり続けることは間違いありません。
 当研究室ではこれからも、環境化学、より具体的には、大気化学または微粒子工学を基礎として、環境中の微小粒子を含む多様な大気汚染物質の分析および生体影響評価等を行う分野において、長年に亘り環境化学研究室で培われてきた教育研究内容を基礎としながら、将来的な発展を見据えた研究を推進して参ります。これまで当研究室に対して多くのご支援をいただきましたことに感謝を申し上げますと共に、これからのさらなるご支援とご協力をお願いできましたら幸いに存じます。

2020年4月1日
慶應義塾大学理工学部応用化学科 教授
奥田 知明

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