Environmental Chemistry Lab, Department of Applied Chemistry, Faculty of Science and Technology, Keio University
慶應義塾大学 理工学部
応用化学科 環境化学研究室
Led by Tomoaki OKUDA, Ph.D.

研究内容

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ビジョン

研究活動を進めるにあたり、以下の5項目で示される「使命」を共有することを、当研究室では特に重要であると考えています。ここでは、まずその「使命」を示し、各項目の意味するところを具体的に説明します。

大気などの環境媒体
人間健康を結ぶ事象について
何らかの新たな知見を得て
世界の人々の
より健康的な生活に貢献する

大気などの環境媒体と

環境媒体とは、広い意味では「身の周りのもの全て」になりますが、具体的には、空気や水、土壌、飲食物など、人体と相互作用を及ぼしうる物質または事象を運ぶもの、のことを指しています。これまで当研究室では大気を主に扱ってきており、それは将来的にもそうであり続けると考えていますが、これは水や土壌などの空気以外の環境媒体を扱う可能性がないということではありません。

人間の健康を結ぶ事象について

環境媒体は、人間だけでなく、人間以外の生物から地球そのものまで、ありとあらゆるものに影響を及ぼします。また、粒子状物質を例に取れば、粒子は人間や生物への影響のみならず、気候変動にも大きな影響を及ぼします。これら各々の研究は、どれが優れているかというものではなく、いずれも重要なものです。例えば粒子状物質の物理化学的特性(粒子表面積や帯電状態など)は、粒子の健康影響と気候影響のいずれにとっても重要なパラメータです。当研究室で得られた知見が、健康影響以外の分野に役立つことは非常に喜ばしいことでありますが、当研究室として最終的に目指すものは、環境の人間への影響(健康影響)であり、それが変わることはありません。

何らかの新たな知見を得て

世界中で時々刻々と新たな何かが創り出されている現代において、現状維持は後退、さらに言えば衰退を意味します。研究室全体として、過去や他者に学びながら、自分達にしかない特別な何かを探し求め、考え抜き、日々努力する姿勢こそが、次の新たな時代を切り拓いてゆく力になるものと確信しています。

世界の人々の

古今東西過去未来、人間の本質は大きく変わるものではありません。自分自身や身近な対象への興味から研究の道を歩み始めることは良いですが、視座を高く持ち、世界中のより多くの人々にとって長期的な利益となるためには何をすべきか、を常に考えてゆきたいと思います。

より健康的な生活に貢献する

寿命が延びるということは喜ばしいことですが、それに加えて、人々それぞれが皆自分らしく時間を過ごすことができる、その時間をできるだけ長く保つ、そのようなことに当研究室で得られた知見が少しでも役に立てば、それこそが私たちの至上の喜びです。

研究内容

ハイライト

研究テーマ

業績

研究費