Environmental Chemistry Lab, Department of Applied Chemistry, Faculty of Science and Technology, Keio University
慶應義塾大学 理工学部
応用化学科 環境化学研究室
Led by Tomoaki OKUDA, Ph.D.

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テーマ


日用香料品から放散されるVOCs の分析

過去に大量の化学物質に接触し急性中毒症状を出現した経験がある人などが、その後、少量の化学物質に再接触した場合に様々な症状を引き起こす化学物質過敏症(MCS: Multiple Chemical Sensitivity)が近年問題になっています。一方、近年では香り付けを目的とする加香剤商品の市場規模が年々拡大しています。とりわけ香料入り生活用品の使用により室内空気中に揮散した化学物質は、MCS患者の目や喉に刺激を与え、頭痛、吐き気等の諸症状を引き起こす可能性があります。そこで、本研究では生活空間におけるMCS患者への悪影響を及ぼすメカニズムについて解明することで、MCS患者に対する軽減策や回避策を提案することを目的とします。具体的には、生活用品から放出されるTVOC (Total Volatile Organic Compounds) 濃度測定や、GC/MSを用いた化合物レベルでのVOCsで定性・定量分析を行っています。

Snap Shots

VOCsの定性・定量分析を行うGC/MSです。

生活用品から放出されるVOCsの測定実験の一例です。

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